誰からも好かれたい!

誰からも好かれたい!
そんな思いは、ありますか?
私は、先生をしてきたこともあって、
子どもにも保護者にも同僚にも、みんなに好かれたいな~と思っていました。
でも、それは無理だと言うことも分かってきて、次第に、
「とにかくどう思われてもいいから、そのときのベストを尽くしていこう」
と思うようになりました。
ある年、4月の初めの授業参観で、
チャイムが鳴る前に子どもたちが座って、
シーンとなってしまったことがありました。
そこで、私は「そうだ!伝言ゲームをしよう!」と思い立ちました。
先頭の子を集めて私が伝言させた言葉、それは、
「○○小学校、○年○組の担任のあき先生は、若くてとても美しいです!」
バカですね~♪
でも、これがなんと大盛り上がりでした。
先生、自分で美しいとか言っちゃってる~と。
そのときは、子どもの緊張も解けて大成功!なんて思ったのですが、
後で冷静になると、
「こんなことをして、初めて会う保護者は私をどう思ったんだろ~」
とも思いました。
ところが、
5月の家庭訪問で、ある保護者の方が
「私、授業参観でお会いしたとき、先生のファンになってしまいました」
と言ってくださったのです。
びっくりです!!
そう、あの伝言ゲームがこの保護者を私のファンにさせたのです。
「うちの子が先生のクラスでとてもうれしいです」とも言ってくだいました。
そして、
家の中に迎え入れてくださって、
イチゴをいただきながら、
1時間もお話しさせてもらいました。
子どもの話だけでなく、ご自身の話もざっくばらんにしてくださって、
先生と保護者の枠を超えて、とても楽しい時間が過ごせました。
例えば、ある人から見たら、
最初の授業参観で調子に乗った伝言ゲームをすることも、
特定の家庭で1時間も話をすることも、
イチゴをいただくことも、
批判されることかもしれません。
でも、そんな「先生の型にはまりすぎない私」に、
この保護者は魅力を感じてくれたのではないかと思うのです。
自分らしさを出していくことが、恐いな~と思うことは、今でもよくあります。
自分の個性を出していくということは、
合わない人は離れていくということだからです。
でも、その考えに合う人たちは、ファンになってくれます。
当然ながら、ファンが多いと人生はうまくいきます。
つまり、今日伝えたいことは、これです。
誰からも好かれたい!
そんな思いを手放して、自分らしく生きて、
あなたのファンをいっぱい作っていきませんか?
そうすれば、本当に価値観をともにする人たちと
今よりずっと心のつながった温かい関係が作っていけるのではないか
と思うのです(^_^)v