相手の未来を見つめて

以前、30代の先輩教師が、
20代の若手教師に言っているのを聞きました。
ねーねー、分かってる?
あなたはさー、どんなに頑張っても○○先生(50代)のようには慣れないの。
あなたの目指すところは、そっちじゃなくて□□先生(50代)の方なの。
聞いていて、
なるほど~!分かりやすい~!
となりました。
前半の○○先生は、ガチガチに生徒指導をしめて生徒と距離を置くタイプ。
後半の□□先生は、ポイントは押さえつつもわりとフランクなタイプ。
そして、その若手教師は、今のところ生徒のお兄さん系でした。
経験を重ねれば、教師として人として成長していくことは間違いない。
だけど、人柄の根本的な部分は、それほど変わらないのかな~と思うのです。
だからこそ、目指す路線は、間違えては行けないんだよな~。
そこを間違ってしまうと、自分のよさが消えてしまうから。
同じ学校の先生を例に出して、
「あなたがベテランになったときの姿は、こっちよ!」
と明確に方向性をアドバイスするこの先輩を、かっこいいと感じたのでした。
この先輩、思い返せば、
生徒の未来もいつも見つめていたなあ。
例えば、生徒が中学に入学してきたばかりのときに、
○○は会長ができるから、3年後までにリーダーシップをもっと磨かせる!
□□は、今は学級委員が無理でも二年生の終わりにはできるようになるはず!
そんなことをいつも話していました。
子どもの才能をいち早く見抜き、それを先を見通して育てる
素敵だな~と思いました。
皆さんは、自分の周りの人の3年後、5年後を想像したことがありますか?
相手の将来の可能性に目を向けて、
接していきたいものですね~(^o^)!