ペースを合わせる☆

「 ペース ペース ペース リード! 」
私のメンター(師匠)が、繰り返し言っていました。
子どもと関わるときには、まずはペースを相手に合わせることだと。
話し方や身振りを相手に合わせることをペーシングと言います。
話すスピードや呼吸を同じ速さにすることで、
相手が安心したり、分かってもらえたという気分になったりするのです。
もちろん、行動のペースを合わせることも大切です。
先日、先生友達と話していて、
一年生が入学してきたとき、
初めからガンガンに叱ってはいけないという話になりました。
入学当初、子どもたちはこれまでと違った生活に
多かれ少なかれナイーブになります。
少し緊張した状態でがんばって学校に来ているのに、
ガンガンに叱られてしまうと、そっぽを向いてしまうことがあり、
これが学級崩壊に繋がることがあります。
つまり、最初は 子どものペースを見ながら、
そこに歩調を合わせるように心がけなければならないのです。
くどいほどに、
ペース ペース ペース
なのです。
そして、この後が大事!
子どもたちが自分のペースに乗ってきたなあ~と思ったら、
すかさず、 リーーード!
そこは、先生らしく主導権を握ります。
そうすると、すでに子どもたちとの信頼関係ができているので、
向かわせたい方向にぐっとついてきます。
これは、コーチングや普段の会話でも使えます。
例えば、相手が愚痴を話し始めたとき、
最初は状況をよく知るためにも、
相手のペースに合せて話をじっくり聞くかもしれません。
しかし、コーチがそこにペースし過ぎてしまうと、
相手の感情に巻き込まれてしまったり、
話がただの愚痴で終わってしまったりします。
つまり、途中でリードを取って、話を方向づけるということも大切になります。
ペース だけでもいけないけれど、
ペース がなければ、リード もうまくいかないのですね~(^_^)!
みなさん、相手を思うように動かしたいときは、
「 ペース ペース ペース リード! 」
ですよ~!!