心の聖域をいつも穏やかに♪

心の聖域
それは、他の人をだれも入れてはいけない自分だけの神聖な領域です。
人との境界線とか、安全領域というと分かりやすいかも知れません。
人が好きな人ほど、ついついこの中に人を入れてしまいがちです。
でも、「よりよい人生を生きたい!」と心から望むのならば、
心の聖域は、いつも穏やかに保っておく必要があります。
胸から30センチぐらい離したところで、自分の両手を組んで輪を作ってください。
仮にそこがあなたの心の聖域だとします。
その輪の中を、湖だとイメージしてください。
あなたが心の聖域にいろいろなものを入れてしまっているとき、
心の中は乱れ、
ちょうど湖にどしゃぶりの雨が降っているような状態です。
そこに、どこからか石が跳んできて、水面に落ちました。
しかし、あなたは全く気付きません。
水面は、石が落ちる前から波打っていたからです。
でも、どうでしょう。
あなたの心の聖域が穏やかだったら、
つまり水面がなめらかだったら、
石が跳んできたことにすぐに気付いたのではないでしょうか?
いつも心が波立った状態では、直感やひらめきなど
良い情報がやってきても、気付くことができません。
心の聖域を穏やかに保っているからこそ、気付けることがあるのです。
最初に、この話を聞いたとき、
心の聖域にだれも入れないなんて、
「なんだか冷たい感じがする」
と感じました。
子どもを理解しようとするときに、
できる限り感情移入することがベストだと信じていたからです。
でも、意識的して、心の聖域の外で子どもの問題に対処してみたら、
自分の心が守られ、動揺しないですむことに気付きました。
また、そうすることで、
子どもたちを公平な視点で見ることができたり、
解決のための新しい視点が生まれたりする経験をしました。
つまり、心の聖域を穏やかに保つことは、
自分と周りの人たちの両方に益があったのです。
あなたの心の聖域は、今、穏やかな状態ですか?