懇談の心得

個人懇談の季節は、もうちょっと先。
でも、なんだかこの記事を書きたくなっちゃったんだな~(^_^)
いろんな方法があるけどね~。私は、こんなことに気をつけていましたよ~。
個人懇談と言うのは、学期末に先生が親とする面談のことです。
中学だと三者面談で、本人も一緒のこともありますね~。
この個人懇談!
私は、学校での様子を伝えるものだと思いこんでいたんですね~。
でも、あるとき、
学校での様子をそのまま親に伝えたら、
親にキレられると言う事件が起きました~(>_<)!
そのときは、思ったのです。
「なぜ、事実を伝えたのにキレられなければならないのか?」と。
しかし、だんだん分かってきたのです。
個人懇談は、ただ学校での様子を伝える場ではないということに。
回を重ねるごとに、こんなことに気付きました。
も、もしや、
親も褒められに来てるのでは~?
母親は、
自分の子どもは、
同じ学年の子どもと比べて、どうなのかしら~?
勉強にはついて行っているのかしら~?
などと、心配事がいっぱいです。
そして、私の子育ては、うまくいっているのかしら~?
という心配もあります。
そんな中で、ずっと自分の子どもと向き合って過ごしてきたわけです。
そして、
先生は、なんと言うかしらとドキドキ面談にやってきます。
だから、
保護者に会ったときは、まず、
「お会いできてうれしいです」とか
「その服、素敵ですね~」とか
「お母さんは、本当に上品ですね~」
などと場を和ませることが大切です。
お母さん本人にスポットを当てた言葉は、とても効果があります。
子育て中のお母さんは、大抵、「○○のお母さん」なんて呼ばれていて、
なかなか自分にスポットが当たらないからです。
そして、次に、
「○○くん、おうちでは、どう過ごしていますか~?」
などと聞きます。
個人懇談は、学校での様子を伝えるだけではなく、
子どもを理解するための情報収集の場でもあったのです。
だから、学校での様子を話す前に、
まずは質問して、お母さんの話を聞くのです!
ここで、おしゃべり好きなお母さんは、
家庭での子どもの困りごとを自分から話し出します。
そしたら、こっちのもの!
「そうなんですね~。学校でも、実はそういうことがあるんですよ~」
と話をスムーズに持っていけます。
言い始めたのは、お母さんだというところがポイントです。
そして、自分もお母さんと同じように悩みながらも、
○○くんの成長を望んでいることを伝えます。
同じ悩みをもっているという共通点ベースで話を進めるのです。
もしも、家庭で子どもがよくお手伝いをしていることを話し始めたら、
「学校でも、よく働いてくれて、本当に助かっているんです」
「お母さんが、小さい頃から教えてこられたからなんですね~」
などと言うことができますね。
そう、つまり、
何気なく母親をねぎらう
ということが実は大事だったのです!
褒めるまでいかなくても、それだけで母親を良い気分にさせることができます。
良い気分にさせると、
こちらの話もフラットな状態で聞いてもらうことができますね~。
ついつい、ものすごく大変な子だったりすると、
先生の側も保護者に、「こんなに大変なんです!」と言いたくなってしまいます。
でも、実は、子どもが生まれてからずっと一緒に過ごしている保護者の方が
たくさん苦労している場合が多いですね~。
そこを理解し始めたとき、保護者との関係がぐんと良くなったように思うのです。