先生の悩み⑦もめごとの仲裁にやたら時間が取られてしまう

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輝きコーチの Aki です。
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もともと中学校に勤めていた私が、
小学校に転勤して困ったこと。
それは、
子どものもめごとの話しを聞く時間がない!
そして、やたらもめごとが多い!
中学生相手のときは、
部活中に関係者を残して話しを聞いたり、
下校時刻をちょっと過ぎて話しを聞いたりできたのです。
ところが、
私の勤めていた地域では、
小学生は通学団(同じ地域の子どもたちで並んで登下校するシステム)で帰ります。
一人で帰すと危険なので。
となると、
帰り際に学校に子どもを残して話しを聞くことはできません。
となると、いつ子どもの話を聞くのでしょう?
休み時間か給食時間に話しを聞くしかありません。
10分か15分で話しをつけることが必要になってくるのです。
でも、
子どもの話って
だらだらと長かったり、
大切な情報が抜け落ちていたり、
自分にとって都合よく言い換えていたり、
いろいろなのです。
周りにいた3人ぐらいに話しを聞いて、
やっと状況が読めてきたということなんてしょっちゅうです。
どうしても話しが終わらなくて、
仕方なく授業を自習にして話しを聞くこともありました。
でも、ある時、
もめごとに有効な質問を発見したのです。
当時、私は小学校3年生を担任していました。
一日に二回ある長めの休み時間の後は、
けんかしながら子どもが教室に戻ってくるというのが日常で、
授業の前にけんかの仲裁をしなければならないことが続いていました。
けんかの内容は、
◯暴言のはきあい
◯仲間はずれ
◯遊びのルールを無視した
などで、話しを聞いてあげれば大事にならずに解決するものがほとんどでした。
でも、とにかく時間が取られるのです。
子どもが泣いていたり、すねていたり、荒れていたりするのでなおさらです。
では、どうするのか?
まずは、2つの質問をして、事情を聞きます。
何があったのかな?
それで、どんな気持ちになったの?
「そうなんだね~」と受容的に聞いていきます。
聞いてあげるだけでも、ずいぶん子どもの心は落ち着くようです。
そして、最後にこの質問!
それで、これから○○さんとの関係をどうしていきたい?
起きた出来事は、もうどうすることもできない。
大切なのは起きた出来事ではなく、未来に目を向けさせることです。
だから、
あなたの思い描く未来はどんななの?
と欲しい未来をイメージさせるのです。
すると、子どもなので大抵は、
◯また、一緒に遊びたい
◯もとのような関係に戻りたい
という言葉が返ってきます。
それで、
「じゃあどうすればいいかな~?」と聞くと、
「仲直りしたい」と言い出します。
「謝りなさい」
とこちらから押しつけては、うまくいかないこともありますが、
これだと子どもが自分で決めたことなので、すんなり物事が進んでいきます。
もし、
◯もう二度と遊びたくない
◯絶対に許さない
と子どもが言ってきたとしても仲直りを強制しないように意識します。
そんなときは、もう少し時間を割いてみます。
「そうなんだね~、それほど嫌な気分になったんだね~」
「○○さんは、どう思っているかな~?」
などと会話を重ねていきます。
そして、この質問!
このまま家に帰ると、
ず~っとこの嫌な気分を引きずっていなければならないけど、
どうする~?
それでいい?
ちょっとイジワルな気もしますが、
このまま行った先の悪い未来をイメージさせるのです。
すると、だいたいの子どもはもう一度考え直します。
やはり、できるだけいい気分で過ごしたいのですね~。
高学年になると、仲直りってことにはすぐにならないかもしれません。
それでも、未来をイメージさせることで本人に考えさせたり、決めさせることができます。
その結果、子どもが
◯ちょっと距離を置く
◯他の子と遊ぶことにする
なんていうことを言い出すかも知れません。
でも、それはそれでいいとも思うのです。
自分とは気の合わない人とどうやって生活していくか、
それを学ぶのも学校かな~と思うのです。
〈未来をイメージさせる質問〉
○○さんとの関係をこの先どうしていきたいですか?
このまま行くとどうなりますか?
ぜひ使ってみて下さいね。
私の場合は、これを意識するようになって、
ずいぶん子どものもめごとに当てる時間が短縮しました。
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