お金と私のストーリー③「ウチ、お金あるから」

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輝きコーチの 亜希 です。
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海に向かって大声で「コノヤロー!」と何度も叫びたいほど、私の感情を高ぶらせた一言がある。
それは、受験生の私にクラスメイトが言い放った一言だった。
「ウチ、お金あるから」
そのとき、どんな表情でそのクラスメイトを見ていたのか自分でも思い出せない。
衝撃の一言だったが、きっと私のことだ。ポーカーフェイスを貫いていたに違いない。
心の中では、思い切り叫んでいた。
「そうだったとしても、おまえはそれを絶対に口に出すなーーー!」と。
当時、私は切羽詰まっていた。
受験勉強はもちろんだったが、私を悩ませていたのは学費だった。
親からは、県外に行かせる余裕はないことと、私立は行かせられないと言われていた。
そうなってくると、行ける大学は数カ所に限られていた。
なおかつ、私は運がいいのか悪いのか、三姉妹の次女であった。
長女は、すでに医療系の専門学校に進学していた。医療系の専門学校というのは、お金がかかるものだ。なにしろ専門書は、一冊1万円以上するのだった。
当然、母は私に、「どこでもあなたの行きたいところに行きなさい」なんて言えるわけがなかった。
私の下には、まだ妹もいたのだから。
当時高校の先生に言われて、初めてこのことわざを知った。
「娘三人持てば身代潰す」
娘を三人持つと、嫁入り支度にたくさんのお金がかかるため、財産が全てなくなってしまうということわざだ。
娘を立派に育て上げ、嫁がせるまでに膨大な費用が掛かるということなのだが、我が家も決して余裕がある状態ではなかった。
だから、浪人するわけにはいかないし、とにかく現役で国立に合格する必要があったのだ。私は、大きなプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
「ウチには、お金がない」
それが、私の受験生としての悩みの大方を占めていたように思う。
「ウチ、お金あるから」
その衝撃の一言を聞いたのは、そんな中だったのだ。
そして彼女は、私立大学に堂々と進学していった。
一番お金がかかると言われる学部に、推薦入試で合格したのだ。
それほど、受験勉強に苦労している素振りも見せず、いつも余裕がある表情を浮かべていたのが、私は癪だった。
今でも私はよく、「お金ないな~」とつぶやいてしまうことがある。
実際には暮らしていくのに十分なお金はあるのだが、幼い頃からの思考の癖が抜けないのだろう。
そして、彼女を思い出すのだ。「ウチ、お金あるから」と何のためらいもなく言う彼女を。
嫉妬だけではなく、憧れがあったのだと気付いたのは、最近のことだ。
そう、私も言ってみたかったのだ。
余裕のある顔で、「ウチ、お金あるから」と。
そうだ。今度、言ってみよう。

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